こまち主婦こんにちは!こまちです。
初めての死産(後期流産)後、原因もわからず何かできることはないのか模索していた時期に知った言葉が「不育症」。
たまたま起きてしまったことだと周りは言うけれど、もう2度と同じことを繰り返したくない気持ちで不育症検査を受けました。
今回は、約4年間で今まで受けてきた不育症検査や気持ちをまとめました。
私もまだまだ知らないことがあるし、もがいている途中ですが、誰かの参考になれば幸いです。
不育症ってなに?
日本国内で不育症研究をしている研究者の方々によるサイト『不育ラボ』に下記の記述があります。
妊娠はするけれども、2回以上の流産、死産を繰り返して結果的に子供を持てない場合、不育症と呼びます。
習慣(あるいは反復)流産はほぼ同意語ですが、不育症はより広い意味で用いられています。
日本、アメリカ、ヨーロッパでは2回以上の流産・死産があれば不育症と診断し、原因を探索する事を推奨しています。また1人目が正常に分娩しても、2人目、3人目が続けて流産や死産になった際、続発性不育症として検査をし、治療を行なう場合があります。
http://fuiku.jp/index.html
ご注意事項
このブログに書いてあることがすべて正しいわけでもなく、身体にまつわることは個人差が大きいです。
体調や検査結果、感じたことについてもあくまでも私が備忘録として書いている一個人の経験談であり、絶対に「こうしなければならない」ということはありません。参考程度に受けとめていただけると幸いです。
死産後、自分で調べて「不育症」の言葉を知る。専門クリニックを受診。
妊娠初期を過ぎ、心拍確認も何度もできて母子手帳をいただいた後の妊婦検診で赤ちゃんの心臓が止まっているといわれ、死産として陣痛を起こして分娩。
後期流産(死産)の記録は、こちらに記録しています。(誰かのためになれの気持ちで書いてるものです)


周囲には「神様の試練だよ!」、「たまたま起きてしまったことだよ」と声をかけてもらったものの、そんな風には思えず。
自分は健康!と勝手に思っていたけれど、私の身体に何かとんでもなく変な原因があるのでは?と不安になり、毎日何かしら検索していた気がします。
検索すると、Amebaブログで同じくらいの週数で赤ちゃんを産んだ方が自身の記録をされていて。
私も一時期、Amebaブログで、赤ちゃんの火葬のことや、どうしてこんなことが起きてしまったのか整理できない気持ちを記録していました。
すると、同じような経験をされている方が「10週以降の心拍停止は一度でも起こったなら不育症検査をしたほうがいい」と専門クリニックに記載があることを教えてくれました。
そして有名なクリニックがあることもその方のコメントで知りました。
【初めての不育症検査】初診。行ったことは採血。子宮の血流、子宮の形の検査。
有名なSクリニックを予約して受診。
受付も医師も看護師さんもとにかく優しい。(予約電話の段階から優しかったです。)
初診では流産となった赤ちゃんのエコー写真をお見せしながら、妊娠の経過について詳細をお伝えしました。
エコーで子宮の血流や子宮の形を見ていただき、特に異常はなし!



3年以上前の検査のため、大まかな記憶のみです!すみません…
その後、採血。検査項目が多いクリニックのため、しっかりと10本くらいの量を採血しました。
結果、1項目のみ若干オーバー。バイアスピリンをお守りにすることを決める。
結果は、すぐに出ないので約3週間後にまた予約。
私はそのクリニックが独自で検査項目で1つ引っかかりました。ほんと基準値から小数点第2位単位で外れている感じで。
ギリギリアウト。
ギリギリであったとしても、この項目がオーバーしている以上、血栓ができやすい体質なのかもしれない。
説明を受け、バイアスピリンという血流をよくするための薬を服用する「低用量アスピリン療法」を選択します。
バイアスピリンは、妊娠可能性のある高温期の半ばから服用。
※クリニックによって飲むタイミングは異なります。
結果を聞いて数日は、「妊娠中になるべく薬飲みたくないな…。ギリアウトなら飲まない選択もあるかな?」と思っていました。
でも、安全性も理解して「やれることはやりたい」気持ちが勝り、バイアスピリンをお守りとしてしっかり服用するぞと決めました。
2つ目の不育症専門クリニックへ。バイアスピリンは必要ないと言われる。
前回、不育症検査を行ったクリニックは今住んでいる場所からは遠いため(新幹線必須)、今後妊娠した際にバイアスピリンを処方してもらえそうな「不育症」の専門医がいるクリニックを近くで探していました。
次の妊娠に備えて有名なクリニックを受診!
検査項目をお見せして「今後バイアスピリンをこちらで処方していただけるでしょうか」と聞いたところ、「基本的な検査の数値をみても血栓ができやすい体質とはいえない。この結果では飲む必要はない。」とのこと。
近くでバイアスピリンを処方してもらえるクリニックが欲しい、という理由だけで他クリニックの検査結果を見せた私も単純思考で良くなかったのかもしれませんが、同じ専門医でもいろいろな考え方があるのかとその時に知りました。
今だからわかりますが、流産や死産の原因を探る検査はまだまだ研究段階のものも多く、「不育症検査」といっても専門クリニックによって検査項目や治療の方向性は異なる場合があります。



私は研究者でも医師でもなく、ただの流死産経験者として診察を受ける側の者として感じることですが、治療方針や考え方は医師によって異なると今でも強く思います。
研究段階だから全てのクリニックで統一して同じ検査をするのも難しいのでしょうね…
研究の発展を心から願っています。
そして流産や死産が誰にも起こらない世界であってほしい…
2度目の妊娠→稽留流産(手動吸引法)
その後も近くでバイアスピリンを処方してくれそうな病院が見つからず。
次回妊娠してバイアスピリンが少なくなったら、今度は妊娠中にまた遠方まで行かないといけないのか…と思っている中、2度目の妊娠。
そして近くの不妊クリニックにどうやら不育症専門医がいるらしいと知り、受診。
結果をお見せして「不育症ではない」とお答えいただくものの、バイアスピリンがあることで不安が軽減されるなら処方してもいいよとお答えいただき、妊娠がわかってからもそこに通って処方してもらっていました。
しかし、2度目の妊娠は初期で稽留流産。
手動吸引法での手術でした。稽留流産のことは下記の記事に詳細あります。


絨毛染色体検査(じゅうもうせんしょくたいけんさ)を行う
2度目の流産の原因は、絨毛染色体検査(じゅうもうせんしょくたいけんさ)をすることで原因が赤ちゃんの染色体異常だとはっきりとわかりました。(トリソミー)



結果を聞くまではバイアスピリンを飲んでいたのに、なぜ!!!と思っていましたが、染色体異常であるならば流産を防ぐことは難しい。
少しだけ、心の整理になりました。
絨毛染色体検査(じゅうもうせんしょくたいけんさ)って何?
流産をした際、絨毛と呼ばれる細胞を検査に出し、流産の原因を調べる検査です。
検査により今回の受精卵に染色体異常があったのかどうか、ある場合は染色体の本数や構造がわかります。
そのため、流産の原因が母体側にあるのか、それとも胎児の染色体異常によるものなのかを知ることができます。
検査をして、もし胎児側に染色体異常がない場合、母体側に何かしらの原因がある場合もあります。
その場合、不育症検査を受けて原因が見つかれば次の妊娠時、流産の対策をすることができる可能性があります。
夫婦の染色体検査を行う
絨毛染色体検査(じゅうもうせんしょくたいけんさ)を行ったクリニックで、夫婦の染色体検査を行いました。
夫婦どちらかの染色体に転座があると流産が発生しやすいこともあるから夫婦の染色体検査もしてみる?とお話を聞いて、実施。
転座については、下記のサイトをご参照ください。
・名古屋市立大学産科婦人科学教室
不育症・習慣流産のみなさんへ 夫婦のどちらかの染色体均衡型転座
※たとえ転座があったとしても、その人が他の人より何か劣っているとかそういうことではまったくありません。染色体検査は非常にデリケートなものですが、検査をして夫婦どちらかに異常があったとしてもすべての妊娠が染色体異常になるわけではないそうです。
夫婦どちらかに染色体の転座がある場合は、今後の妊娠は着床前診断の選択も考えることになります。



自分たちの染色体は生まれつきのもの。
治療して何か変えられるものではないため、検査を受けるまでと結果を待つ間、とても繊細な気持ちでお互い過ごしていました。
そして結果。
夫婦の染色体検査は特に異常はなし。
当時は、何か原因がわかるものがあれば知りたい、対策や今後自分たちが流産しやすい何かを持っているのなら把握した上で今後の対策や妊娠への心持ちについて話し合っていきたい、そういう気持ちでした。
夫婦で真剣に男性側の原因を考える。精索静脈瘤の手術を行う
夫婦の染色体検査結果がわかった後、他に何かできることはないかをまだ考えていました。
そのような中、反復流産カップルの精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)の手術は、妊娠率を有意に改善し、流産のリスクを減少させたことが報告されたと紹介しているサイトを見つける検索魔。
詳しく知りたい方は下記のサイトをご参照ください。
・亀田IVFクリニック幕張 反復流産に男性因子(精液・精子)が影響する? (論文紹介)



ネットの情報がすべて正しいわけではないけれど、クリニックのブログや研究論文を紹介しているものは気になってしまう…
調べてみると精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)には下記のような影響があるようです。
精索静脈瘤(せいさくじょうみゃくりゅう)の影響とは?
精索静脈瘤が及ぼす影響
静脈血の逆流による精巣内温度の上昇や、低酸素、代謝産物除去の遅延による精巣内酸化物質の増加が起こり、これらが造精機能、精子機能に悪影響を及ぼします。 酸化物質の増加が起こると、精巣に加齢の影響と同様の負荷(酸化ストレス)がかかるために、造精機能低下が起こるのです。
酸化物質の増加により、精子頭部に存在するDNAが損傷を受けた精子が多くなると言われており、不妊症や流産の原因にもなります。 DNAの損傷は一般的な精液検査では判定できず、DFI(DNA Fragmentation Index)という検査を行うことにより測定します。
https://pcct.jp/repro/disease/varicocele/#:~:text=%E3%81%A7%E3%81%8D%E3%81%A5%E3%82%89%E3%81%84%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82-,%E7%B2%BE%E7%B4%A2%E9%9D%99%E8%84%88%E7%98%A4%E3%81%8C%E5%8F%8A%E3%81%BC%E3%81%99%E5%BD%B1%E9%9F%BF,%E4%BD%8E%E4%B8%8B%E3%81%8C%E8%B5%B7%E3%81%93%E3%82%8B%E3%81%AE%E3%81%A7%E3%81%99%E3%80%82
この頃、夫が精巣あたりにたまーに鈍痛みたいな痛みがあると言っていたのも気になって泌尿器科を受診。
流産手術をした不妊クリニックでは、精液検査も問題ないし、精索静脈瘤ではないと思うと言われていたけれども。
泌尿器科で受診した結果、精索静脈瘤の診断。
グレード1〜3のうち、2に該当し、
治療は手術で改善が見込めるとのことでした。
専門医師のいる病院を紹介していただき、2度目の流産は染色体異常だと検査でわかっているため、グレード2の精索静脈瘤は確かに精子の質の低下の原因にもなり得るから手術しておいた方が良いという説明を受けました。
普通に生活する分には支障がないため、手術を受けるかどうかは、私たちの気持ち次第です。
夫が麻酔や1泊の入院するのを考えると心配で…夫より私の方が夫のことを心配していた気がします。
(自分以外の人が手術や入院するのが心配でたまらなかった)
精索静脈瘤は、不妊の原因としてあげられる場合が多いかもしれませんが、流産にも影響があるかもしれないから条件を良くするための手術として行うことを夫婦で話し合って決めました。
不安はすべてなくしておきたいよね、と。
術後、精巣の鈍痛みたいなものもなくなったそうです。
そして、夫の精液検査の結果は手術前より改善していました。
その日のコンディションもあるのかもしれないけれど、運動率、正常形態率が前回よりも良くなっていました!(※術後の経過は個人差あると思います。)
ちなみに精液検査だけではわからない精子DNA損傷率を調べるDFI(DNA Fragmentation Index)検査はしていません…できる病院ではなかったため…夫に原因を求める動きをするのもどうなんだろなと思うところがあって、いまのところしていません…
3度目の妊娠→稽留流産(手動吸引法)、ふたたび絨毛染色体検査
夫婦の染色体検査もしたし、精索静脈瘤の手術もしたし、前回は染色体異常がはっきりとわかっているから今後の対策もバイアスピリンをお守りにして健康に過ごすのみ!
そして3度目の妊娠。
しかし、ふたたび初期で稽留流産。
2度目の流産と同じく手動吸引法での手術でした。
今回も絨毛染色体検査(じゅうもうせんしょくたいけんさ)を行い、今回は胎児の染色体異常がないとされる「女性・正常」の結果でした。



赤ちゃん女の子だったのか…
というか、染色体異常でなく、正常なのに流産となることがあるの?!
バイアスピリン飲んでいるのに?
私の疑問に、医師は「そういうこともある」と説明してくれました。
今回、染色体が正常と結果が出ている以上、母体側に何か原因があるんだとかなり自分を責めてしまっていた気がします。
でも、このクリニックも含めてこの後も3つの病院で同じことを言われますが、
「女性・正常」の結果が出た場合は、母親の組織が混じってしまった可能性もかなりあるので、100%結果が正しいと思わない方がいいとのことでした。
ふたたび不育症検査。今度は何も引っかからず。ヘパリン療法について考える。
ただ、今回は染色体正常であった可能性があるため、もう一度不育症検査を自主的にしようと思いました。(医師からは不育症の基本的な検査に異常値がないためオススメされていない)
染色体結果が正常の受精卵もできると捉えることもできるから、このまま妊娠を頑張ってみたらいいと説明を受けたものの、心の整理は難しいです。
本当に、何度も思うけれど不育症の専門医でもクリニックによって治療の方向性は異なると思います。
そしてふたたびSクリニックへ。
しかし今回は前回若干オーバーした項目も基準値内で、引っかかるものは何もなかったのでした…
異常値がない以上、バイアスピリンでさえも、メリットがあるかどうかはわからないという結果でした…
原因不明患者にはヘパリン療法も自費でやれないことはないですが、検査結果の数値的に私に効果があるとは言えないこと(抗リン脂質抗体症候群ではないため)、ヘパリン療法が可能なクリニックがかなり遠方であることをふまえてこの選択肢は今は考えていません。
ヘパリン療法とは?
ヘパリンとは、不育症の原因の1つである抗リン脂質抗体症候群治療で使われる薬です。
https://www.sbc-ladies.com/column/funinchiryo/2055.html
抗リン脂質抗体症候群になってしまうと、血栓ができやすくなったり胎盤の機能が損なわれたりすることで、妊娠を継続できないことも多いとされます。
さらに不育症検査。何も引っかからず、でもインスリンが気になる。
ヘパリンを地元でできる方法はあるのか模索するために、別の有名な病院で不育症検査をしました。
検査内容は、採血、子宮に異常がないかを見るエコー。別日で子宮鏡検査。希望者のみ追加で子宮内膜組織検査ができます。
いろいろ考えて今回私は子宮鏡検査はやっていないです…
結果、異常はありませんでした。
異常値がない以上、気持ちが不安だからという理由でバイアスピリンもヘパリンも処方は不可。
しかし、採血の検査項目の「インスリン」がビミョーに高い。
糖尿病の数値ではないし、基準値ギリギリの数字なので問題はないんだけれど、血糖とインスリンが若干高めなのが気になりました。血糖は90台。
そして片方だけ多嚢胞性卵巣症候群 (polycystic ovary syndrome : PCOS)らしい。
※エコー検査のみの所見。過去のホルモン検査ではPCOSではないと判断され、微妙な位置なんですよね…
PCOSだと、インスリンの値が若干高くなるらしいです。
排卵も今のところしていて、月経がちゃんときているなら気にしなくていいと言われました。(いいのか?)
PCOSが流産や死産に関係ある話は聞いたことがありますが、まだ詳しくはわかっていないそうです。
最近、流産手術後乱れていた周期がやっと30日と正常になってきたけれど、過去は遅い周期もあったし生理不順でした。



BMIも平均だし、そんなに自分がインスリン高くなる生活をしていないと思っていたため、インスリン若干高めであることを今回認識できて本当によかったです。
もともと食事と運動は気をつけていたんだけれど、結果を聞いてからまた新たに見直すきっかけとなりました!
お腹まわりの肉も落として子宮などの臓器をきれいに内部におさめたい。筋肉あった方が血流よくなるらしいし。
治療対象の数値でないのであれば、もう自分で体質を変えていくしかないなと思っているのが現状です。
まとめ 流産は原因不明なものが多いが、リスク因子がわかってできる対策もある。
私は、不育症検査を自主的に今までずっと受けてきました。
結果、現在でもはっきりとした原因がわかっている訳ではなく、そもそも最初の病院では、死産について「忘れなさい」の言葉のみで不育症検査の「ふ」の字もなかったです。
でも、情報を発信してくださる方がたくさんいて。
その中で「不育症」の言葉も知ったし、自分がもしそのようなリスクを持っているのなら知りたいと思ったし、できることなら対策したいと思って受けてきました。
不育症検査を受けて、血液中の凝固因子(血液を固めて血を止める働き)に異常が認められたり、血栓がつくられやすくなる抗リン脂質抗体症候群であったりすることがわかれば、バイアスピリン(薬)やヘパリン療法の選択肢があります。(病院によってはそれ以外の研究段階の治療もあります)
次の妊娠へ不安が大きい場合、少しでも安心材料になる何かがあれば、心持ちは変えられる気がします。
また、検査を受けて原因がわからなくても、何も治療をせず無事に出産できる可能性は高いと、不育症の研究者によるサイト『不育ラボ』に記述があります。
詳細は下記のサイトをご参照ください。
・Fuiku-Labo(フイク-ラボ) 7割以上が無事出産
ただ、検査で異常値がなくて何もしないというのもやっぱり心が耐えられないため、せめて体脂肪率を標準値以内にするなど、健康的な体質を目指して日々の生活改善に努めます。
不安を抱える方が自分なりの選択や考え方に出会えますように。
そして流産や死産が誰にも起こらない世界であってほしい。
ここまで読んでいただいてありがとうございました。

