妊娠4ヶ月で後期流産(死産)に。赤ちゃんと自分はどうなるの?①【心拍停止宣告から初めて知ったこと編】

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こまち主婦

こんにちは!こまちです。

こちらの記事では初めての妊娠が後期流産になった経験をまとめました。

今回は心拍停止を告げられてから入院になるまでの記録です。

当時の私は入院日までいろんな方のブログを見て、今後自分がどうなるのか、状況や心の整理をしていました。

同じような状況で悩む方や、辛い思いをしている方や、その身近な方に何か参考になれば幸いです。

ご注意事項
このブログに書いてあることがすべて正しいわけでもなく、身体にまつわることは個人差が大きいです。

治療や体調、感じたことについてもあくまでも私が備忘録として書いている一個人の経験談であり、参考程度に受けとめていただけると幸いです。

目次

全ての妊娠が無事に産めるわけではないことを思い知った、31歳。

30歳で結婚。仕事が落ち着き始めたタイミングで妊娠発覚。

自分なりに充実した日々を疑うことなく過ごしていました。

そう、妊娠したら当たり前に出産できると過去の私は思っていたのです。

確率として流産や、思いもよらぬことが起きるのは知識として知っていましたが、自分がそうなるとはまったく考えていませんでした。まったく。

健康診断はいつもオールAだし、持病もないし、この間まで赤ちゃん順調だねって医師も言っていたのに。

母子手帳ももらっていたのに。

でも、そんなことは何の意味もないんだと今はわかります。

命は奇跡だから。

心拍停止を告げられたのは、14週での妊婦検診でした。

経腹エコーをした際、無言でエコーを続ける時間が続き、なんだ?長いな…と思っていたら医師から「赤ちゃんの心拍がなくなっているね」と心拍停止を告げられ、急に目の前が真っ暗になりました。

その日、この後どうなるのか、手術ではなく心拍停止した赤ちゃんを産む説明や、入院期間などの説明を受けたはずですが、理解はすぐ出来ませんでした。

それまで、順調にいくと勝手に思い込んでいたので、当時の私はこの後の流れについて知識が全くなかったのです。

初期を超えたら流産はほぼないのでは??

なぜこのようなことが起きる??

初期の流産手術の話は友人から聞いたことがありましたが、私はもう15週に入るところ…

これは手術なのか?どうなるのか?と、不安で仕方がなかったです。

14週で胎児の心拍停止を告げられ、4日間の入院へ。

経験して初めて知ったことですが、12週以降の後期流産(死産)の場合は、陣痛促進剤を使い自分で分娩しないとなりません。

つまり、通常の出産と同じように、産むということです。

こまち主婦

医師の説明によると、心拍停止したままの状態で過ごすと母体にも危険が生じるため、数日以内に入院しなければならないと説明を受けました。

入院期間は4日もしくは5日間になると思うと言われました。(結果、経過をみて4日間で退院となりました。)

後期流産は、妊娠4か月である妊娠12週以降22週未満の流産のことですが、厚生労働省は、妊娠12週以降に死亡した胎児を出産することを死産と定義しています。

処置も手術ではなく分娩のため、医学的には後期流産という言い方なのでしょうが、私は自身の後期流産を「死産」と捉えています。

普通の近所の産婦人科に通っていたため、診察室を出ると赤ちゃんもいるし、妊婦さんもたくさんいました。

私もさっきまでエコーで赤ちゃんに会えるのを楽しみにしていた妊婦だったのに、心拍停止を告げられて急に世界が変わってしまいました。

夫に連絡した後は、休みをとるため上司にも連絡。

手術ではなく、赤ちゃんが大きいため分娩になること、急な休みで迷惑をかけて申し訳ないことなどを泣くのを我慢しながら電話で伝えた気がします。(あまり覚えていない)

自分でもまだ受け入れられないのに、他の人に「赤ちゃんの心臓が止まっていて…」と言葉にすることが辛かったです。

病院まで迎えに来てくれた夫と会った瞬間に涙が止められず、当日は悔しさや、悲しさやいろんな感情で泣きました。

入院まで数日あったため、入院の準備を行ったり、同じように子宮内胎児死亡を経験されている方のブログを見て、どのような分娩になるのか、赤ちゃんのためにできることは何かあるのかを調べたりして過ごしていました。

こまち主婦

心拍停止した赤ちゃんを、産む。

赤ちゃんは10週頃からしっかり人のかたちになっています。

心拍停止前の妊婦検診の際にもエコーで、元気に動いていた赤ちゃん。

どんな形であれ、産んであの子に会えるんだと思うことが、自分自身を最後まで勇気づけるものでもありました。

後期流産(死産)に自分がなって初めて知ったこと

当時初めて知ったことをまとめました。

胎児の心拍停止を告げられてから初めて知ったこと
  • 妊娠12週以降の後期流産(死産)は、陣痛促進剤を使い自分で分娩をしなければならない。

  • 分娩した赤ちゃんは火葬場を予約し、火葬しなければならない。

  • 病院から死産届書、死産証書が発行され、死産後は市町村役場に7日以内に提出しなければならない。

  • 分娩は、つまり出産することになるため、健康保険の出産育児一時金の対象となる。

  • 死産であっても産後と同じ状態であり、悪露(おろ)という産後の出血が一定期間出たり、母乳が出たりする。
    ※母乳は服薬で止める。

  • 妊娠4ヶ月以降での出産(死産も含む)の場合は、産後と同じ。

  • 体の回復のため仕事も産後休暇を必ず取らなければならない。
    ※6週間は必須。

妊娠85日(4ヶ月)以後であれば、出産育児一時金の対象です。

ご自身の加入されている健康保険の説明を見るのが一番ですが、全国健康保険協会の「出産に関する給付」の項目に下記の記述があります。

<出産とは>

(1)健康保険でいう出産とは、妊娠85日(4ヶ月)以後の生産(早産)、死産(流産)、人工妊娠中絶を言います。また、正常な出産、経済上の理由による人工妊娠中絶は、健康保険による診療(療養の給付)の対象からは除かれますが、出産育児一時金の対象にはなります。

(2)被保険者が、被保険者の資格を失ってから6ヶ月以内に出産された場合にも、被保険者期間が継続して1年以上ある場合には、出産育児一時金が支給されます。

(3)被保険者が、妊娠中(85日以後)、業務上又は通勤災害の影響で早産したような場合、労災保険で補償を受けたとしても、出産育児一時金は支給されます。

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat320/sb3170/sbb31712/1948-273/

病院によると思いますが、私の場合は入院費用も出産費用も出産一時金の費用(42万円)とほぼ同額でした。

2023年4月より、出産育児一時金が50万円に引き上げられました。

支払い方法は、直接支払制度を利用し、自分でまとまった現金を用意する必要はありませんでした。
※直接支払制度を利用すると、加入している保険組合から直接、医療機関に支払いされます。

直接支払制度についても、全国健康保健協会の説明が参考になります。

Q2:出産育児一時金の直接支払制度とはどのような制度ですか?

A2:出産前に被保険者等と医療機関等が出産育児一時金の支給申請及び受取りに係る契約を結び、医療機関等が被保険者等に代わって協会けんぽに出産育児一時金の申請を行い、直接、出産育児一時金の支給を受けることができる制度です。

出産育児一時金の支給が協会けんぽから直接医療機関等へ支払われることから、医療機関等の窓口で高額な出産にかかった費用を支払う必要がありません。

出産にかかった費用が出産育児一時金の額より少ない場合は、その差額が被保険者等に支給されるため「健康保険出産育児一時金内払金支払依頼書・差額申請書」の提出をお願いいたします。
※直接支払制度を利用できるかどうかは出産予定の医療機関等にご確認ください。

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g6/cat620/r310/

「子宮内胎児死亡」という、赤ちゃんの心拍停止を告げられた私はとにかくショックで、医師の事務的な説明が全然頭に入ってこず、落ち着いてから自分で何が起こっているのか看護師さんの説明を聞いたり調べたり、理解していきました。

役所への死産届の提出や火葬場の予約は、すべて夫がやってくれました。
(夫も気持ちはとても辛いと思う、私は産休があるけど夫にはない。仕事を調整しながら手続きをしてくれました)

そして、出産育児一時金の直接支払制度を利用する際の合意文書を記入したり、入院中は急に書類の記入をしたりする場面があったりするので、すぐに取り出せる場所に印鑑(朱肉もあれば)とボールペンを用意しておくと便利だと思います。

※分娩後は歩くのも痛くて辛いので取り出しやすいところにあると良さそう

赤ちゃんの心拍停止など、このようなことは誰にも起こらないのを願っています。

しかし、日本の性教育では「無事に産まれない」点についての教育が十分ではないと、当事者になって思います。

社会的認知がまだ高くないため、流産死産の経験は表面化しづらく、自分の経験を話せずにいる人も想像以上にいらっしゃり、精神的に孤立することもあります。

10週以降で心拍停止してしまったら何を行うのか、どのようなことを経験するのか、もしいま情報を必要としている人がいたら参考になればと思います。

出産と同じように。自分で「分娩」するのが後期流産

私は自分の妊娠を伝えていた家族や身近な人に、自分が説明することなくこんな事があるというのをある程度知ってもらえていたら、心が少し楽だったかもしれないと思うことがあります。

当時は、身近な人でも、手術ですぐ終わるものと思っていたようで、出産と同じように赤ちゃんを迎えているのも伝わっていなくて、もやもやして。

心拍停止した赤ちゃんを「出産」し、一つの命がちゃんとそこに存在して、その命を葬儀と同じように火葬したんだとわかってほしくて。お骨もあるよ。

どんな状態でも「ちゃんと産んだんだよ」って。陣痛もあってまじで分娩。

経験がないと想像は難しいかもしれませんが、身近な方がもし当事者でいらっしゃる場合。

どのような状況なのかを考えるにあたり、今生きている人間と同じように一つの命がいなくなってしまった状態を想像してもらえたらいいのかもしれません。

もちろん私の経験だけでなく、赤ちゃんとのお別れの状況や気持ちは人それぞれなので、当事者の話を聞くことが一番大事です。

化学流産も、初期流産も。もっと後の週数の死産も。事情があっての人工死産も。本当にいろんな状況があるわけで。

そして初期や中期や後期など時期にかかわらず、命をなくすというのは、あると信じていた未来をなくすことなのではないでしょうか。

一言で辛いといっても、さまざまな感情があります。
同じ命はないと私は思っているし、赤ちゃんの存在を感じていた分だけ喪失感がありました。

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